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阿部潔著『シニカルな祭典:東京2020オリンピックが映す現代日本』(晃洋書房)刊行記念イベント 『新しい戦前/中の祭典―東京オリンピックを捉え返す―』

post on : 2023.07.24

学会員のみなさま

 

この度、カルチュラル・スタディーズ学会研究企画委員会主催のシンポジウムを開催することとなりました。

詳細は下記にてご確認ください。

みなさまのご参加お待ちしております。

 

カルチュラル・スタディーズ学会研究企画委員会主催

阿部潔著『シニカルな祭典:東京2020オリンピックが映す現代日本』(晃洋書房)刊行記念イベント

新しい戦前/中の祭典―東京オリンピックを捉え返す―』

 

登壇者

阿部 潔(関西学院大学)

大沼 義彦(日本女子大学)

野上 玲子(江戸川大学)

司会:竹﨑 一真(明治大学)

 

日時:202388日(火)15001700

場所:早稲田大学早稲田キャンパス14号館501教室

オンライン参加可(当日、申込者にのみZoomのURLを配布)

 

参加申し込みは以下より↓

https://forms.gle/TxTNntjMAmZRoRJc8 

 

概要

このイベントでは、本年2月に刊行された阿部潔氏著『シニカルな祭典:東京2020オリンピックが映す現代日本』の書評会を行います。

コロナ禍のなかで強行開催された東京オリンピック。そこに漂った社会の空気は「シニカルさ」でした。さまざまな問題を抱える中で、オリンピックはこの先も「なんとなく」開催され続けるのか。阿部氏の著書から、東京オリンピックを通じて浮かび上がってきた問題とオリンピックの行く末について考えていきます。

また本イベントでは、「“新しい戦前/中”の祭典」としてオリンピックを捉え返す試みも行います。2022年2月24日、東京オリンピックから僅か半年後、そして北京で開かれた冬季オリンピックが終了したその直後に、ロシア・ウクライナ戦争は勃発しました。「休戦協定」というオリンピック最大の意義は有名無実化し、IOCの存在意義が問われるようになりました。しかし、この戦争のただ中でも、IOCは来年のパリオリンピックの開催に向けて邁進しており、また日本も札幌オリンピック招致に向けた活動を継続的に進めています。IOCにとって戦争とは何だったのか。シニカルにならざるを得ない現代のオリンピックの在り様について、社会学、哲学の視点から考えていきます。

 

みなさまのご参加お待ちしております。