設立の趣旨
学会設立の趣旨
2012年の広島大会で、カルチュラル・タイフーンは10回目の開催を迎えることになりました。これまで、カルチュラル・タイフーンは独立した組織を持たず、固定した予算も場所も持たないまま、開催に関心を持つ個人のネットワークによる話し合いと交渉を通じて運営されてきました。しかし、過去9回の開催を経て培われてきたノウハウを継承していきたい、特定の窓口がないことから新規参入が難しくなっているのではないか、といった意見などを受け、2012年の第10回大会を期に、アソシエーション(学会)を立ち上げる機運が高まってきました。もちろん、これまでと変わらぬ精神で続けていくこと、また「カルチュラル・タイフーンとは」の項目で掲げているいくつもの特徴を維持し、さらに発展させていくという条件で、アソシエーションの設立が構想されています。私たちは、アソシエーションの設立が、次に述べるいくつかの点に役立つと考えています。
- 年報の創刊や書籍の発行
- 学生、大学院生、若手研究者たちのバックアップ
- 社会的活動や社会運動への積極的支援
- 「カルチュラル・タイフーン」の多岐に渡る運営の合理化
- 人的ネットワークの維持
- 「カルチュラル・タイフーン」開催の母体および、参加者への責任の所在の明確化
- 新規参加者たちのためのわかりやすい窓口の創出
- 安定した運営資金の確保
このように、アソシエーションの設立は、これまでの活動とその精神をさらに強化し展開していくための、前向きなプロジェクトとなります。設立のための準備として、2012年2月末日まで、設立発起人会のメンバーを募集します。