Association for Cultural Typhoon Association for Cultural Typhoon

研究会のお知らせ

post on : 2023.11.02

研究会タイトル
「Who Is Ariel?: 2023年版『リトル・マーメイド』をカルチュラル・スタディーズの視点で考える」

主催:カルチュラル・スタディーズ学会研究促進委員会
日時:2023/12/2(土)14:00-16:30(13:30開場)
会場:明治大学和泉キャンパス図書館ホール
形式:対面開催のみ 参加費:無料(参加登録フォームより申し込み先着順)
参加登録フォーム:https://forms.gle/HgQ1eBuYf5mN5ax69

報告者:関根麻里恵(学習院大学ほか非常勤講師)
山本恭輔(東京大学大学院)
討論者:河野真太郎(専修大学)
司会者:田中東子(東京大学)

概要
1989年のDisney社のアニメーション版公開から34年の時を経て「実写(live-action)」としてリメイクされ、2023年夏に公開された『リトル・マーメイド』。アフリカ系アメリカ人のR&Bシンガーであるハリー・ベイリーが主人公の人魚アリエル役にキャストされたことを巡る論争は、公開前から国を超えてソーシャルメディアを賑わせた。 本作の制作・公開に際し起きた論争・バックラッシュを整理しつつ、アダプテーションやリメイク、人種やジェンダーの表象、身体表象と規範、そしてDisney社全体の多様性に向けた取り組みなどの観点から、『リトル・マーメイド』とそれを取り巻いて起きた現象をカルチュラル・スタディーズ的に捉え直すことを試みる。この試みを通し、ポピュラーカルチャーが いかに人種主義やミソジニーを前提としたSNSでの暴力の “主戦場” のひとつとなっているかについて考える糸口としたい。