【映画上映&講演会】「マイノリティの経験を継承する:ライフヒストリー・記録/記憶・代表性」
post on : 2023.02.06
みなさま
研究企画委員会イベントよりのご案内があります。奮ってご参加ください。
【立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会、カルチュラル・スタディーズ学会主催映画上映&講演会】
「マイノリティの経験を継承する:ライフヒストリー・記録/記憶・代表性」
本講演会では、昭和から令和元年までの時代を生きた性的マイノリティでもある“ひろ子ママ”を描いたドキュメンタリー作品『わたしの居場所~新世界物語~』の上映と、その内容を通じて、「不可視化されてきたマイノリティの経験を継承する」ことの困難さと重要性について考えます。
日時:2023年3月17日(金)15:30~18:30(15:00開場)
場所:立命館大学大阪梅田キャンパス5階「多目的室」(大阪富国生命ビル5階)
https://www.ritsumei.ac.jp/osakaumedacampus/access/
(新型コロナ対策の上「対面」で実施)
定員:58名(事前申込み制)
※下記URLかQRコードよりお申し込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSehSLqujBumuikW4k0XNPpxDqWCv1gf1E4sO5HJGZH__4QNvw/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0&usp=mail_form_link
【イベント内容】
映画上映『わたしの居場所~新世界物語~』
講演1:石田仁(成蹊大学非常勤講師)
「〈男性同性愛〉口述史の経験と課題──地域、経済、メディア」
論考に「戦後釜ヶ崎の周縁的セクシュアリティ」『狂気な倫理』晃洋書房(2022年)、編著に『躍動するゲイ・ムーブメント──歴史を語るトリックスターたち』明石書店(2023年、近刊)など。
講演2:杉浦郁子(和光大学)
「「レズビアン・デジタル・アーカイブス」の試みと課題──〈女性〉の活動を記録し公開することの困難に注目して」
近著に『「地方」と性的マイノリティ:東北6県のインタビューから』青弓社(2022年)など。
【上映会概要】
『わたしの居場所~新世界物語~』(2018年)
監督:武田倫和
あらすじ:大阪新世界、通天閣のお膝元にあるお好み焼き屋「千両」。毎日老若男女問わず多くの人で賑わっている。お客のお目当は鉄板カウンターで作るおいしいお好み焼きと店を切り盛りするオカマのひろ子ママ。ママと話がしたくてみんなが集まってくる。15歳で鹿児島から集団就職で大阪に出てきたママは新世界でオカマバーにスカウトされ、40歳の時に化粧を落とし「千両」の舞台にたち続けてきた。しかし30年目を目前に癌が見つかる。それを機に今までの人生を振り返り、52年間帰れなかった故郷、鹿児島を訪れる決意をする。新世界と鹿児島、ひろ子ママの生きてきた居場所を巡る物語。
15:00開場
15:30開始
司会:岡田桂(立命館大学産業社会学部)
ご挨拶:金友子(立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会)
映画『わたしの居場所~新世界物語~』上映(77分)
休憩(5分)
講演1:石田仁(成蹊大学非常勤講師)(30分)
「〈男性同性愛〉口述史の経験と課題──地域、経済、メディア」
講演2:杉浦郁子(和光大学)(20分)
「「レズビアン・デジタル・アーカイブス」の試みと課題──〈女性〉の活動を記録し公開することの困難に注目して」
休憩(10分)会場からご質問の受け付け
会場からの質疑応答とディスカッション:20分
18:30閉会
お問合わせ:立命館大学産業社会学部 岡田桂(申込みフォームからお問合わせ下さい)
主催:立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会、カルチュラル・スタディーズ学会