Association for Cultural Typhoon Association for Cultural Typhoon

カルチュラルスタディーズ学会研究企画委員会より

post on : 2022.11.14

会員の皆様

カルチュラルスタディーズ学会第6期研究企画委員会より、第1回研究会についてお知らせいたします。貴重な上映会となりますので、ふるってご参加ください。また宣伝へのご協力もどうかよろしくお願い申し上げます。

 

研究企画委員会

 

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映画「After the Revolution」上映会+講演「サパティスタの女性たち − 台所と寝室からの革命」開催


本研究会では、レティシア・アグド監督の映画「After The Revolution」の上映と同志社大学の柴田修子氏による講演「サパティスタの女性たち − 台所と寝室からの革命」を行います。

本作「After The Revolution」は、独自の教育、医療、法制度を構築してきたサパティスタ(*1)の自治区で暮らすコミュニティ内の女性たちによって起こされた、台所や寝室での変化を描いています。革命以降の望むべき世界は、誰がどのように創造していくのでしょうか。これまで生活空間を蹂躙してきた家父長制、性差別、ドメスティック・バイオレンスは、女性たちによるワークショップと絶え間ない交渉と折衷により、瓦解し、コミュニティは新生へと向かいます。

 
(*1)サパティスタ 1999411日、マヤ系先住民主体の「サパティスタ民族解放軍」(EZLN)の革命後の女性に焦点を充てた作品です。サパティスタは、アメリカ、カナダ、メキシコ間の北米自由貿易協定(NAFTA)の発効と同時にメキシコ南部のチアパス州各地で武装蜂起をしました。この叛乱は、これまで土地を奪われ、搾取されてきた不公正や非人道性に対して民主的な社会空間を取り戻すためのものでした。彼らは各コミュニティが自主的に活動を行う水平性のネットワークを形成しており、先住民に対する構造的差別と政府の新自由主義政策を糾弾し、農民の生活水準の向上と民主化の推進を要求しながら、現在に至っています。

日時:20221217日(土)
会場: 〒657-0836 兵庫県神戸市灘区城内通5丁目6−8 古本屋ワールドエンズ・ガーデン.               (https://www.instagram.com/worldendsgarden/?hl=ja)
参加費:800円(定員25名)

講演:柴田修子(同志社大学)
司会:川上幸之介(倉敷芸術科学大学、研究企画委員会委員)

 

お申し込み方法:こちらのGoogleフォームよりお申込みできます

 

★柴田修子 同志社大学 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門はラテンアメリカ地域研究。共著に 『創造するコミュニティ ラテンアメリカの社会関係資本』(晃洋書房 2014年)翻訳にギオマル・ロビラ著『メキシコ 先住民女性の夜明け』(日本経済評論社 2005年)、「サパティスタ22年の歩み」『ラテンアメリカ・レポート』2016vol.33(1)ほか。 

★川上幸之介 倉敷芸術科学大学 主なキュレーションに「1923」「The Third Entity」「ラディカルデモクラシー」「Punk! The Revolution of Everyday Life」「Bedtime for Democracy」「Reinventing the F word: feminism!」ほか。