第25期日本学術会議新規会員任命拒否に対する声明
post on : 2020.10.09
第25期日本学術会議新規会員任命拒否に対する声明
2020年10月9日
カルチュラル・スタディーズ学会幹事会
2020年10月1日の日本学術会議総会で明らかにされたとおり 、菅義偉内閣総理大臣は、 第25期日本学術会議新会員任命に際し、 日本学術会議が推薦した105名の新会員候補者のうち6名の任命 を、理由を一切明らかにすることなく拒否しました。 政府から独立した科学者の「特別な機関」に対する、 時の政権による恣意的な干渉は、多様な議論を排し、 研究活動を萎縮させ、将来の学問の発展を阻害するものです。
カルチュラル・スタディーズ学会は、 6名の会員候補者の任命拒否理由を速やかに開示するとともに、 この6人を含む推薦された会員候補者全員の任命を内閣総理大臣及び政府 に強く求めます。