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オンライン・カルチュラル・スタディーズ学会2020:ラウンド・テーブル・ディスカッションとシンポジウムのご案内

post on : 2020.11.18

11月28日(土)29(日)に開催されるオンライン・カルチュラル・スタディーズ学会2020にて、それぞれ、ラウンド・テーブル・ディスカッションとシンポジウムが開催されます。ふるってご参加くださいませ。

 

Online Cultural Studies Conference Roundtable Discussion:

Towards Transnational Cultural Studies:

Cultural Studies in/of the Time of COVID-19

 

Time & Date:

10:30-12:00 (Tokyo/Seoul)

9:30-11:00 (Hong Kong)

Nov. 28th (Sat) 2020

Language: English

ZOOM: Coming Soon !

 

Speakers:

Yoshitaka Mori (Tokyo University of the Arts, Tokyo)

Hyunjoon Shin (Sungkonghoe University, Seoul)

Pan Lu (Hong Kong Polytechnic University, Hong Kong)

 

Due to the novel coronavirus pandemic, the transnational travel flow of academic researchers has been very limited. International conferences and workshops have essentially gone online. Study abroad, sabbaticals and fieldwork have also been severely restricted.

How can Cultural Studies, which was a transnational project in nature, be developed at this time? How could it be possible for us to work together in the age of COVID-19?

We will discuss the situation in East Asia informally, comparing the cultural, artistic, urban spatial and political situations of Tokyo, Seoul and Hong Kong at the time of the pandemic.

 

ラウンドテーブル・ディスカッション

トランスナショナルなカルチュラル・スタディーズに向けて

:新型コロナウイルス時代の文化研究

 

日時:2020年11月28日(土)

10:30-12:00 (東京/ソウル)

9:30-11:00 (香港)

 

言語:英語

ZOOM: Coming Soon !

討議者:

毛利嘉孝(東京芸術大学、東京)

シン・ヒョンジュン/申鉉準(韓国聖公会大学校、ソウル)

パン・ルー/潘律(香港理工大学、香港)

 

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、研究者のトランスナショナルな移動が困難になっている。国際学会や研究会は基本的にオンラインとなった。留学やサバティカル、フィールドワークも大きな制限がかかっている。

 このような時期に、本質的にトランスナショナルなプロジェクトだったカルチュラル・スタディーズは、どのように発展させることができるのだろうか。どのようにして、協働作業が可能なのだろうか。

 東京、ソウル、香港の各都市のコロナ禍における文化や芸術、都市空間や政治の状況を比較しつつ、東アジアの状況をインフォーマルに議論したい。

 

 

シンポジウム

ポストコロナのオリンピック

日時:2020年11月29日(日)10:30-12:00

ZOOM: Coming Soon !

登壇者:

山本敦久(成城大学)

井谷聡子(関西大学)

小笠原博毅(神戸大学)

 

 東京オリンピックの延期・中止をめぐって様々な情報が錯綜している。これまでオリンピックを暗に支持してきたアカデミックや主要メディアですら、オリンピック開催への疑問や異議を唱え始めている。しかしこのセッションでは「コロナ」を理由にしてオリンピック批判を展開しはじめた諸々の議論の限界を示していく。 

 「コロナ禍を乗り越える」というオリンピックの新たなブランディングによって忘却・隠蔽されるフクシマの現状。その忘却過程は、フクシマの復興とコロナ禍の収束を先取りして勝手に祝う「祝賀資本主義」の一形態を指し示している。「コロナだから」ではなく、オリンピックそれ自体を鋭く批判する視座を提起していくことが本セッションの狙いとなる。

 これまでオリンピックを根源的に成立させているのは、IOCによるスポーツの収奪と独占である。したがってオリンピック批判は、同時にスポーツ文化をオリンピックから独立させることでもあるだろう。IOCによるスポーツの根源的独占を明らかにし、ポストコロナ時代のスポーツについて討論する。