「カルチュラル・タイフーン2020」開催概要決定!

発表者募集! 21世紀の「鶴の港」:モビリティ、交流、そして歴史
Call for Papers: A Port of ‘Cranes’ in the 21th Century: Mobilities, Exchanges and Histories

カルチュラル・タイフーン2020(CT2020)は、長崎で開催されます。
長崎の港はその港の形が、鶴の羽を広げたように見えるところから、歴史的に「鶴の港」(City of a Crane)と呼ばれてきました。
この「鶴の港」は、歴史上重要な交通の要地にあり、中国、韓国といった東アジアはもちろん、東南アジア、さらにはポルトガルやオランダなどヨーロッパ諸国との貴重な窓口であり続けました。
今でも、さまざまな食生活から建築、都市の街なみにいたるまで、さまざまな文化の交流の拠点としての痕跡を見ることができます。長崎には実際には「鶴」は生息していませんが、人やモノ、文化や知識が渡り鳥のように大陸間を移動した人々によって運び込まれ、交錯する都市(City of Cranes)でもあったのです。
CT2019は、こうした長崎の移動と交流の歴史に思いを馳せながら、21世紀の鶴たちはどのように移動し、交錯し、新しい文化や知識を生み出すのかを考えようというものです。
歴史的に続いた中国大陸や朝鮮半島の交流、キリスト教の布教と弾圧、医学を初めとする西洋科学と哲学・思想の伝来、近代化による造船基地・軍港としての発展、「軍艦島」に代表される炭坑産業と労働者たち、そして原爆投下‥‥こうした経験は、世界的にも類のない文化を長崎にもたらしてきました。長崎を考えるということは、大きな意味での人類の移動や交流、そして産業化や近代化という歴史を考えることになるでしょう。
今回の開催地は、長崎県立大学シーボルト校。江戸時代に長崎で私塾鳴滝塾を開いたドイツの博物学者・医者、シーボルトの名前に由来し、設立された大学で、グローバル時代における人や情報、知識のモビリティと交流をテーマにしてCT2020を開催いたします。