PROFILE

カルチュラル・タイフーン2015

開催日時:2015年6月13日(土)・14日(日)

開催場所(予定):(13日)リバティおおさか(大阪人権博物館)+ (14日)関西学院大学大阪梅田キャンパス

2015年度大会テーマ:RE:Public

 Re: Public? それなに?

 リパブリックを辞書で調べてみると、そこにはたいてい、「人民」とか「一般の人々」とかが最高の力をもつ政体だなんていう、何だかよさげなこと、夢みたいな、志の高いことが書いてある。でもこれはリパブリックそのまんまじゃなくて、リとパブリックの間に点々が割り込んでるけど……。あ、メールのあれ? 返信についてくるやつ?

 り、ころん、ぱぶりっく、りがーでぃんぐ ぱぶりっく。公なるものについて(の返信、と題された便り)。
 公なるもの? プライベートではないもの、パーソナルではないもの。公共心、公益、公営住宅、公教育、公衆浴場、エトセトラ。でもそんな、公なるものとそれ以外のもの、肝心のそこの線引きは、誰がどう決める? パブリックがどんな者たちだなんて、誰がどう決める?
 思い返したい(リ・メンバー)。混ぜ返したい。蒸し返したい。パブリックは、もともと混ぜこぜのもの、雑多なものだったし、これからもそうあり続けるだろうということを。

「Re: Public」という言葉を実際に口にするたびに生じる、「リ」と「パブリック」の間の、一瞬の停止。そこにおいてこそ、地獄が解き放たれ、古今東西のリパブリックの夢を思い描いてきた魑魅魍魎と私たちとが、対峙/対話を迫られることになるかも知れない。あなたなら何をどう返信する?

カルチュラル・タイフーンとは

 カルチュラル・タイフーン(文化台風)は、既存の学会やシンポジウムの形式や制度にとらわれず、さまざまな立場の人々がお互いにフラットな関係のもと発表や対話や表現活動をおこなうため、2003年より毎年、開催されてきました。その目的は、大学内外の研究者、社会活動や社会運動に関わる実践者、さまざまな領域で活躍しているアーティストたちが、専門分野の垣根を越え、文化と政治にかかわる課題にたいして自由な意見交換と創造的な表現活動を行う場を作り上げることにあります。カルチュラル・タイフーンは、第1回大会の準備会議の折に、実際に台風が襲来した逸話にちなんで命名されました。「台風」は、予測を超えた猛威を振るうこともあるし、移動しながらさまざまなエネルギーを吸いあげ、吐きだし、予想しえない軌道を描いて去っていくものです。いずれにせよ、それはなにかしらの痕跡を残すでしょうし、新しい出会いを生みだすこともあるでしょう。まさにこの「台風」のイメージこそ、「カルチュラル・タイフーン」の活動がイメージしつづけてきたものです。(以上、カルチュラル・スタディーズ学会ホームページより

2015年大会の運営について

 今回の2015年度大会は、新たな試みとして、大学の当番校を指定するのではなく各大学の有志が中心となった「関西連合」を運営主体として、「カルタイ2015」の企画・準備・実行を計画しています。そもそも「カルタイ」とは、通常の学会のような形式やしきたりにこだわることなく、自由な発想のもとで「カルチュラル・スタディーズする」ことを念頭において、毎年の開催を重ねてきました。ただ、大会規模が大きくなるにともない、当初の自由さや気楽さを実現することが困難になってきたのも偽らざる事実です。

 そこで「関西連合」企画の「カルタイ2015」では、台風発生当初の理念に立ち返り「やりたいことをする!」をモットーに掲げ、楽しくかつ緩い大会を目指したく考えています。具体的には、特定の大学・機関だけが生真面目に責任主体となることは極力避けて、より多くの関係者に気楽に声をかけることで「なにかやってみたい!」と感じ/考えている人たちのあいだのネットワークを緩やかに形成し、それを基盤として自由に企画やアイデアを作り上げていきたく思います(以上、第1回実行委員会への呼びかけ文より)。興味のある方は、カルチュラル・タイフーン2015事務局のメール(culturaltyphoon2015[at]gmail.com)までご連絡をお待ちしています。