7月13日(土) 16:30 – 18:30

テーマ:音楽

日時
7月13日(土) 16:30 – 18:30
会場
101
使用言語
日本語、Chinese

司会

東 琢磨(音楽・文化批評家)

パネリスト

音楽文化の実践―移民、若者の階級を越えるネットワーク

辰巳 遼(京都外国語大学大学院 博士後期課程)

“Our Songs ? Affective Existence of Rock and Roll in Taiwan-A Case Study of 1976 and Their Audience”

Wang Chun May (Master student. Athe Institute of Social Research and Cultural Studies at National Chiao Tung University , Taiwan)

歴史の再—想像から、「発展」の再−創造へ――アジアの伝統音楽の「内発的発展」を考える

佐藤 岳晶(桐朋学園大学、国立音楽大学)

テーマ:ポスト3.11

日時
7月13日(土) 16:30 – 18:30
会場
103
使用言語
日本語、English

司会

吉見 俊哉(東京大学)

パネリスト

「復興」と「疎開」のアポリア―福島におけるノモスの在り処をめぐって

藤崎 剛人(東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻小地域ドイツ博士課程)

The Heroes of 3.11: Analyzing JSDF Media Representation Post-東日本大震災

イエジ ヨ / Yezi YEO(東京大学大学院 学際情報学府 アジア情報社会コース(ITASIA) 博士課程)

ポスト3.11における「風評被害」とは何か?/ What does Japanese word “Fuuhyouhigai” mean in post 3.11?

李旉昕(京都大学大学院 情報学研究科博士後期課程)/ Lee Fu Hsing (Graduate School of Informatics Kyoto University)

「政治的情熱の放水路」の渦を読む——近代朝鮮文学における主体形成の諸側面

日時
7月13日(土) 16:30 – 18:30
会場
105
使用言語
日本語

司会

パネリスト

影本 剛(延世大学校国語国文科修士課程、韓国)
和田 圭弘(延世大学校国語国文科博士課程、韓国)


近代朝鮮文学のキー・パーソンたる林和は、政治行動の道が閉ざされるにつれて近代文学の試みこそが「政治的情熱の放水路」に選ばれたことを文学史家として言明したが、皮肉にも林和その人は冷戦下の南北で長らく死後の生を翻弄されてきた。加えて、言説の集積から文学を分節化し配置するための記憶と忘却の技芸が文学史の作業であるなら、それは諸力の縫合の場であるとともに主体化に影響しているはずである。本パネルの目的は、諸力の一つの歴史的結節点を示すような文学史的用語を手掛かりに、その結節に至る諸力の流れの中に、主体形成の諸側面を読むことである。この目的のため、影本は日本支配下の朝鮮文学における転向問題を問い直す。対象は林和同様に不遇の死後を生きた作家・批評家である金南天(1911~?)の転向文学、特に『愛の水族館』と「浪費」(共に1940)である。福本和夫、中野重治、韓雪野、林和らとの比較、また作中で重要な位置を占めるヘンリー・ジェイムズへの参照によって、金南天転向文学の特異性を浮き彫りにすることで、転向言説の別の読み方を開示する。和田は、南北文学が50年代末に結び合う場となった、実存主義をめぐる言説を取り上げる。この言説に、西洋に倣った思潮の選択、またはルカーチ的論争整理の単純化に留まらない、複数の精神の軌跡を読む。以上の報告から近代朝鮮文学に抱え込まれた美学的–政治的主体形成の力学を探る。

テーマ:メディア

日時
7月13日(土) 16:30 – 18:30
会場
203
使用言語
English

司会

ABE Kiyoshi (Kwansei Gakuin University)

パネリスト

Disorienting Cosmetic Surgery Tourism

Ruth Holliday (Professor of Gender and Culture, School of Sociology and Social Policy, University of Leeds)
Olive Cheung (Centre for Interdisciplinary Gender StudiesSchool of Sociology and Social Policy University of Leeds)
Jacqueline SANCHEZ TAYLOR (Department of Sociology University of Leicester)

A Broken Sonho Lindo (Beautiful Dream): Japanese-Brazilian Return Migrants’ Voice on YouTube and an Online Message Board

Ryuta Komaki (Institute of Communications Research, University of Illinois at Urbana-Champaign)

Presenting Everyday life, the Exotic, and Transnational Romance on Social Media: The Affective Networks of Taiwanese Women Living in Japan and Korea

Kelly Hu (Associate Professor, National Taiwan Normal University, The Graduate Institute of Mass Communication)

異郷を生きるたちの街と記憶――宮崎の沖縄・奄美タウン、波島をめぐって

日時
7月13日(土) 16:30 – 18:30
会場
204
使用言語
日本語、Chinese

オーガナイザー

渡邊 英理(宮崎公立大学 准教授)

パネリスト

李 陽(宮崎公立大学 4年)
福居 夏馬(宮崎公立大学 4年)/ FUKUI Natsuma (Miyazaki Municipal University)


宮崎に波島という場所がある。波島とは、戦前より沖縄・奄美の人々が移り住み、より集まってできた街、沖縄・奄美の「移民」たちが集住してできた「」だ。そのため、波島には、「移動」によって媒介された複数の文化が形成されてもいる。
宮崎を異郷として生きるたちの街――波島。その波島をめぐって行ってきたフィールドワークと聞き書きの記録を元に、本パネルでは、ワークショップ形式で、異郷を生きる出郷民たちの街と記憶に、参加者とともに触れ、そこから、オルタナティブな〈記憶-歴史〉を再-想像していきたい。

感情記憶の次元と東アジアの自画像

日時
7月13日(土) 16:30 – 18:30
会場
302
使用言語
日本語、English

オーガナイザー

岩崎 稔(東京外国語大学大学院)

パネリスト

トリスタン・ブルネ(パリ第七大学講師、東京外国語大学外国人研究員)
ズー・イ(東京外国語大学大学院博士後期課程)
クリストファー・アン(コーネル大学博士課程、東京外国語大学外国人研究員)
キム・ウネ(東京外国語大学大学院博士課程)


「感情記憶」という概念をキーワードとして、東アジアの近代における多様な文化表現に対して、オルタナティヴな実践を試みる。すでに記憶や想起という術語は、ともすると陳腐なまでに濫用されるようになっているが、実のところ、それが引き寄せる理論的、実践的な問いの領域については、ほとんど自覚的に考察されてもいないし、応用されてもいない。このパネルの目的は、東アジアの戦後史のなかから、それぞれの報告者が日頃から取り組んでいる素材を手がかりにして、想起と忘却のダイナミズムを具体的に描き出し、それらを相互参照することで、東アジアのメモリースタディーズの現段階を確認してみることにある。Trristan Burnetは、史学のなかにおける感情記憶の一現象として、1956年の「昭和史」論争を再検証することによって、歴史叙述とレトリックの問題がいかに記憶論の次元と連接するのかを考察する。Zou Yiは、ゼロ年代以後の東アジアの青年たちにとって、歴史認識論争がいかに複雑で、隘路に紛れ込まざるをえない暴力の問題となっているのかを考察する。Chris Ahnは、高度経済成長の日本で、突然在日朝鮮人が可視化された衝撃的事件である金嬉老事件が、いかに植民地主義と戦後日本の感情記憶に連関しているのかを考察する。さらにKim Eunaeは、沖縄の場所から、演劇集団「創造」の試みが、戦争の記憶や沖縄のポストコロニアル的布置をめぐる格闘の表現であるのかについて解明する。