グループワーク

方法としての伝統工芸品と「内発的発展」

日時
7月13日(土) 12:30 – 14:00
場所
葵陵会館-J

オーガナイザー

清水 友理子(一橋大学)

沖縄の伝統産業再生の取り組みである「メイドイン沖縄プロジェクト」が、沖縄の戦後史にどう位置付けられるのかを、内発的発展論や沖縄リゾート開発の歴史に目を配りつつ検討してゆきます。今回のグループワークでは、そのなかでも、伝統工芸品でもあり観光土産品でもある「琉球ガラス」をひとつの事例として扱ってゆきます。
宮本憲一、鶴見和子の内発的発展とリゾート開発の歴史をふまえたなかで、[資本主義・ツーリズム・グローバリズム・ローカリズム・市場]という側面からも伝統工芸品を捉えるとき、沖縄でのこの活動は一体どう位置づけられるのかを、ディスカッションしてゆきます。

「山谷80′s〜ふたりのNaoko〜新宿90′s」(トークセッション)

日時
7月13日(土) 14:00 – 16:00
場所
B205
使用言語
日本語

オーガナイザー

本山 謙二(武蔵大学・早稲田大学 非常勤講師、地下大学)

パネリスト

本山 謙二(武蔵大学・早稲田大学 非常勤講師、地下大学)
織田 忍(ライター/編集者)
迫川 尚子(写真家)
平井 玄(批評家)

「争闘」撮影:南條直子

「山谷夏祭りにて」撮影:南條直子

ふたりの女性写真家。80年代に山谷で「日雇い労働者」を撮った南條直子。90年代の新宿の「ダンボール村」で「路上生活労働者」を撮った迫川尚子。ブースは、写真家の「ふたりのNaoko」が撮った写真の展示と写真集の販売を行い、このグループワークでは、ブースでの展示と並行してトークを行う。アフガニスタンで地雷を踏み逝去した南條直子(写真家)の作品を再び世に出した編集者・織田忍、90年代の新宿の「ダンボール村」で「路上生活労働者」を撮った迫川尚子、そして、山谷と新宿の両方にゆかりのある批評家・平井玄が、ふたりのふたつの写真と場所を架橋する。「ふたりのNaoko」の「目」がつなぐものを掘り下げて行く。

「ロクさんと猫」撮影:迫川尚子

「新宿ダンボール村」撮影:迫川尚子

「リボンヌ手芸部」ワークショップ

日時
7月13日(土) 14:00 – 16:00
場所
葵陵会館-J

オーガナイザー

太田 明日香(オオタ編集室)

パネリスト

山口 里佳(リボンヌ手芸部)
杉 千種(リボンヌ手芸部)
太田 明日香(オオタ編集室)
藤本 光浩(マジェルカ)

障害のある人たちのつくったものを再生=Re-bornさせて、社会へとつなげる架け橋プロジェクト「リボンヌ手芸部」によるワークショップ。障害のある人が作るもの、または施設などで出る材料を使い乙女テイストにアレンジし、雑貨を作ります。
ワークショップは参加費として、500〜800円程度実費をいただきます。

たまたまディスカッション –オルタナティヴな学びと生き方

日時
7月13日(土) 16:30 – 18:30
場所
B205

オーガナイザー

長畑 洋(シューレ大学)
成瀬 都香(東京経済大学21世紀教養プログラム)

パネリスト

長畑 洋(シューレ大学)
成瀬 都香(東京経済大学21世紀教養プログラム)
朝倉 景樹(シューレ大学)

就職難、ワーキングプア、いじめ、体罰、不登校、ひきこもり、スクールカースト・・・。日本社会に生きる子ども・若者の困難が数多の流行語とともに私たちの耳に飛び込んできます。しかし一方でその子ども・若者自身の感覚、その微妙で複雑な「生き辛さ」の感覚に焦点があたることは、意外に少ないのではないでしょうか。 今回は現代日本社会における「生き辛さ」について研究してきたシューレ大学の学生らが、自らの体験をもとに「なぜオルタナティヴな学び、生き方を選ぶのか」というテーマで報告をします。そしてその報告を受け、会場の参加者全員で意見を交わします。また報告者とは世代の異なるゲストをお招きし、少し角度の違った視点からも意見をいただく予定です。 この「たまたまディスカッション」では、若い世代の具体的な「実践」とその「動機」、そして「実践」にかける「思い・意義付け」を重視します。また報告者のみならず、一般の参加者の経験や意見についても共有し、議論します。立場、職業、年齢、学歴、性別も多彩な、まさに”たまたま”集まった人々の手による独自の空間づくり。この企画そのものがオルタナティヴな実践となることを目指します。[発表言語:日本語]シューレ大学とは:自分の学びたいこと・表現したいことを自分のスタイルで探求していくという構想のもと NPO法人東京シューレを母体に1999年設立。活動内容は各種の講座、自分研究、不登校研究、海外のオルタナティヴスクールとの交流、アートプロジェクトなど本格的かつ多岐にわたる。

ブリコラ交易所トーク「福祉施設は宝の山!? ブリコラ―ジュなものづくりの魅力と可能性」

日時
7月14日(日) 10:30 – 12:30
場所
B205

オーガナイザー

太田 明日香(オオタ編集室)

パネリスト

山口 里佳(リボンヌ手芸部)
杉 千種(リボンヌ手芸部)
太田 明日香(オオタ編集室)
藤本 光浩(マジェルカ)

 「ブリコラ交易所」として出店している編集者の太田明日香と、西荻窪で全国の福祉施設で作られている手仕事品を扱うセレクトショップ「マジェルカ」を運営するオーナーの藤本光浩によるトーク。
 端材や身近な素材を利用したり、障害のある人が作業しやすいような工具を使ったり、福祉施設でのものづくりは創意工夫に満ちています。
それは、文化人類学者のレヴィ=ストロースが唱えた「ブリコラージュ(ありあわせの素材や道具によるものづくり)」に通じるところがあるように思います。
福祉施設でのブリコラージュなものづくりのおもしろさに惹かれたふたりが、本作りや雑貨販売を通じて感じた、障害のある人や福祉施設でのものづくりの魅力や可能性について考えるトークです。

映像と人類学のあたらしい関係

日時
7月14日(日) 14:00 – 16:00
場所
B205
使用言語
日本語

オーガナイザー

田沼 幸子(大阪大学)

パネリスト

川瀬 慈(国立民族学博物館)
伊藤 悟(国立民族学博物館)
森田 良成(東洋大学)

客体である「人々」をあたかも集合体であるかのように、主体である「人類学者」が撮り、表象する―「民族誌映画」はそのようなものだと思われているだろうか。だとしたら、それは現在の「民族誌映画」のあり方とはかけ離れている。近年、「民族誌映画」なるものは、国境を越え、民族誌映画とドキュメンタリーの境を越え、プロとアマチュアの垣根を越えた交流のアリーナとなっている。その試みの一端を担う、Anthro-film Laboratoryの活動と映像の紹介を通じ、カルチュラル・スタディーズに関心を持つ人との交流と議論の場を広げていきたい。 Anthro-film Laboratoryは、マンチェスター大学研究員を経て帰国した川瀬慈氏が発起人となり、人類学の若手研究者がコアメンバーとなって活動している。趣旨は以下のとおりである。 Anthro-film Laboratoryは、人類学、映画、コンテンポラリーアートが交叉する実践のなかで、言語に依拠するだけでは伝達されえない知や経験の領域を探求し、人文学における新たな知の創造と語りの新地平を切り開くことを目指します。 メンバーは、現地での長期調査によるコンテクストの理解と、対象者との信頼関係に基づき、その時、その人とでなければ撮れない作品を作っている。それは、「人類学」という方法に基づいて得られたものであっても、「民族誌映画」という枠のみに収まるものではない。一方で、世界各地の「民族誌映画祭」も大学で映像人類学を学んだ人だけでなく、様々な制作者と対象、異なるスタイルの映像を上映している。本ワークショップではメンバー作品やその一部を上映・解説することによって、映像と人類学の新たな関係を紹介する。

エメ・セゼールとの対話 植民地主義・アフリカ・シュルレアリスム

日時
7月14日(日) 16:30 – 18:30
場所
B205

オーガナイザー

中村 隆之〔なかむら・たかゆき〕(大東文化大学)

パネリスト

粟飯原 文子〔あいはら・あやこ〕(神奈川大学非常勤講師)
佐久間 寛〔さくま・ゆたか〕(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニア・フェロー)
廣田 郷士〔ひろた・さとし〕(東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程)

生誕100年に当たる本年に、エメ・セゼール(1913-2008)の仕事を回顧する。セゼールはネグリチュード黒人性という態度を表明した詩人として、『帰郷ノート』や『植民地主義論』を世に問い、カリブ・アフリカのみならず1950年代の脱植民地化運動の精神的支柱をなしてきた。 上述の代表作がすでに訳されているとはいえ、日本では(おそらく広くアジアでも)まだ本格的に知られているとは言いがたいこの「偉大なる黒人詩人」を再導入することが、本セッションの目的である。しかも、「入門的」というより「冒険的」にセゼールを論じてみたい。そこで掲げられるのは、〈植民地主義〉〈アフリカ〉〈シュルレアリスム〉という、セゼールに馴染みの深いものの、やや意外性のあるキーワードである。 このキーワードを緩やかに意識しながら、アカデミックな閉域ではなく、理論と実践を結びつける文化研究の開かれたフィールドに向けて、三人の気鋭の研究者――アフリカ文学研究の粟飯原文子、西アフリカ民族学の佐久間寛、カリブ海フランス語文学の廣田郷士――が来るべきセゼールを縦横無尽に論じる。異なる立場からなされる三人の個性的な報告を通じて描かれるエメ・セゼール像を手がかりに、会場との共同で、セゼールを今日読むとはどういうことかについて、広く深く考えてみたい。

ゆるカルスタ・カフェ

日時
7月14日(日) 16:30 – 18:30
場所
B206
使用言語
日本語

オーガナイザー

有元 健(国際基督教大学)

パネリスト

山口 悠雅(国際基督教大学)
松倉梨沙子(国際基督教大学)
河田優希(国際基督教大学)

真面目なのもいいけど、ゆる~いのもいいよね。お茶でもしながらのんびりとカルスタを語りませんか?とりあえずのお題は「身体」です。今、私たちのからだはどうなっているのか。ファッション、整形、スポーツなどなど、ふと思いついたことをきっかけに考えていきましょう。

BL短歌はこう萌えろ!

日時
7月14日(日) 16:30 – 18:30
場所
葵陵会館-J

オーガナイザー

岩川 ありさ(BL短歌合同誌実行委員会)

パネリスト

谷栖 理衣(BL短歌合同誌実行委員会)
莢豆(BL短歌合同誌実行委員会)

BLとは「ボーイズラブ」の略称で、女性の創作者が男性キャラクターのラブだったりラブじゃなかったりする関係を描く作品のジャンルです。
BLとは何か? 「萌え」にはなぜこんなにパワーがあるのか? わたしたちは、なぜBLが好きなのか? ”BL短歌”に取り組むなかで、見えてきた答え、そして、短歌という形式をとる意味とは? また、フェミニズムやクィアとの関係はどのように見いだせるのか?
2012年11月発行の同人誌・BL短歌合同誌『共有結晶』の制作をつうじて浮かび上がった、BL短歌が描き出す「制度に規定されない関係」を軸に、『共有結晶』の執筆メンバーがディスカッションします。