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Cultural Typhoon 2012 Hiroshima Official Web Site

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カルチュラル・タイフーン in 広島

  • 開催日時:2012年7月14日(土曜日)・15日(日曜日)
  • 開催場所:広島女学院大学 人文館
  • 主題:歓待 —詩と声明/死と生命

     わたしたちが広島から巻き起こす文化台風。その台風の目としてわたしたちが中心に据えた言葉は「死と生命/詩と声明」です。広島は軍都廣島として、戦時下には東アジアへ植民地主義を展開する港として機能してきました。戦時下の統制機能は戦後も強化され、生政治の実験場として現在も機能しています。広島で文化を創造する力は弱まっています。広島では現在の社会状況を問い直す創造的な文化活動というよりは、既存の社会秩序の枠内で創造され、消費される活動が幅をきかせています。大学で文化を創造する力も弱まっています。現代社会に対応するために合理的に思考し、判断する方法を享受する機関になってきています。文化台風を巻き起こすとは、わたしたちの力で新たな文化を創造する場所そのものを創造する活動に他なりません。文化台風を巻き起こすためには、わたしたちは言葉と生命が管理された現代社会で「文化とはなにか」、あらためて問い直す必要があるでしょう。わたしたちは、言葉と生命、そして死を解き放たなくてはなりません。軍都の時代から連綿と貫く暴力を突き破って、生を真に肯定すること。身体から湧き上がる言葉にすること。死者が生きた生を受け止め、生者と死者が一つになること。そこにわたしたちの力は宿るのではないでしょうか。そのためには、新自由主義・植民地主義という現代の社会構造を分析するだけではなく、自分たちを搦め捕っている社会構造を脱構築し、そこに作用する暴力を抉り出していく思考とともに、わたしたちの身体性を解放することがもとめられます。身体と言葉を躍動させ、共振させていくこと。そこから一つ一つの身体と言葉は力を宿し、大きな渦となり、文化台風が吹き荒れるでしょう。文化台風を巻き起こすために、わたしたちは3つの視点を用意しました。

    Ⅰ  軍都の記憶と東アジア
     軍都の記憶を呼び起こし、支配の対象として語られる東アジアの表象を批判的に解体し、わたしたちが東アジアと出会い直す視点を探ることを目指します。

    Ⅱ 「女性化」の系譜
     「女性化」する力、ないしはある種の女性性を「真理」として語る力、女性性を生きる際に作用する権力を、その歴史的な起源から検証することを目指します。

    Ⅲ 3.11以降の「ヒバク」を問う
     3.11の震災以降の私たちの生活を、アカデミックな観点と日常生活の観点から双方向的に問い直すことを目指します。

     この3つの視点から現在の広島、そして日本社会に通底する植民地主義と帝国の論理を問い直し、「生命と死/声明と詩」がもつ力によって文化台風の大きなうねりをつくりだし、フクシマ、オキナワ、そして東アジアと連帯する渦へと生成させていきましょう。

     詩と声明により、死と生命をわたしたちのもとに!

    それがカルチュラルタイフーンin広島のスローガンです。
  • 参加費
    一般 ・ 学生     2,000円
    専任の大学教職員  5,000円
    * 展示物(ブースを含む)の観覧は無料です。


広島文化台風

カルチュラル・タイフーンの趣旨である「既存の学会やシンポジウムの形式にとらわれず、様々な立場の人々が互いにフラットな関係のもと、発表と対話をおこなう文化イベントです。大学内外の研究者、社会活動に関わる実践者、多彩な表現活動をおこなうアーティストが、自由闊達な意見交換と知的創出の場を共に作り上げることを目指しています」という姿勢に共振し、地に足をつけたカタチでローカルの文化を耕し、各地あるいはさまざまに異なる現場との架橋を目指していく広島での試みです。広島市を中心に、さまざまな領域のアーティストやアクティヴィストたちのイベントを開催していきます。市内各地で、散発的なスケジュールで実施していきます。

広島文化台風運営委員
代表 東琢磨 音楽・文化批評家
運営委員 上村崇 海上保安大学校・シャリバリ地下大学
運営委員 田中健 藤田柔術・シャリバリ地下大学
運営委員 坪原正顕 会社員・シャリバリ地下大学
運営委員 高雄きくえ 出版業
運営委員 小川佳子  会社員
運営委員 大槻オサム 舞踏家

カルチュラル・タイフーン(文化台風)とは?

既存の学会やシンポジウムの形式にとらわれず、様々な立場の人々が互いにフラットな関係のもと、発表と対話をおこなう文化イベントです。大学内外の研究者、社会活動に関わる実践者、多彩な表現活動をおこなうアーティストが、自由闊達な意見交換と知的創出の場を共に作り上げることを目指しています。

カルチュラル・タイフーンとは、第1回大会の準備会議の折、実際に台風が襲来した逸話にちなんで命名されました。 周囲の物を巻き込みながら前進する台風を見習って、「大学」という制度が周りに設けがちな壁を吹き飛ばそう。その外部でおこっている様々な文化的、政治的、経済的、社会的運動を巻き込み、逆にそれらに積極的に巻き込まれることで、文化研究が学問的ルーティンワークのなかに引篭もってしまう傾向に対して常に自己批判的であろう。台風を模したネーミングに込められたのは、そのような思いでした。

このような考えは、カルチュラル・タイフーンというイベントの構成にも反映されています。 多方面で文化活動に従事する人々が、専門分野の垣根を越え、互いの仕事を通じて知的な対話が促進されるように、研究者や活動家が発表・報告をおこなうパネル部門とは別に、アーティストなどが展示・パフォーマンスを通して情報を発信するブース部門が設けられています。 世界で起きている諸問題に学術的に対峙する場を提供するだけでなく、社会実践と文化表現の「現場」をその内に含んでいること、この点にこそ既存の学会と大きく異なるカルチュラル・タイフーンの特徴があるといえるでしょう。(http://cultural-typhoon.com/2011/about.html より抜粋)


カルチュラル・タイフーン 2012 実行委員

実行委員長 上村崇 海上保安大学校・シャリバリ地下大学
実行委員 東琢磨 音楽・文化批評家
実行委員 田中健 藤田柔術・シャリバリ地下大学
実行委員 坪原正顕 会社員・シャリバリ地下大学
実行委員 高雄きくえ 出版業・ひろしま女性学研究所
実行委員 小川佳子 会社員・DTPオペレータ
実行委員 末永航 広島女学院大学
実行委員 柿木伸之 広島市立大学
実行委員 崔真碩 広島大学
実行委員 行友太郎  会社員・シャリバリ地下大学
実行委員 高橋博子 広島市立大学広島平和研究所
実行委員 大槻オサム 舞踏家 
実行委員 湯浅正恵  広島市立大学 
実行委員 隠岐さや香 広島大学
実行委員 青原さとし 記録映画作家
実行委員 小田 智敏 広島市立看護専門学校 
実行委員 宇野昌樹 広島市立大学


Cultural Typhoon 2012

主催
カルチュラル・タイフーン2012
実行委員会